2012年1月10日火曜日

江國ウォッチャー

(よ)です

帰省の楽しみは、
実家に置いている本を再読すること。
今回わぁ懐かしいと思って見返したのが
創刊当時の雑誌「クウネル」。
一部散逸したものもありますが
たぶん2002年の創刊から
欠かさず買っているんじゃないかなぁ。

そのクウネルに
「江國香織姉妹の往復書簡。」という
連載があります。
作家の江國香織さんと妹が
日々のつれづれを手紙で送り合うゆったりとした内容。


















もともと登場人物はさほど多くはなく、
・江國香織さん(姉)
・江國晴子さん(妹)
・とーさん(随筆家。故人)
・かーさん
・スノウ(晴子さんの愛犬)
・雨(香織さんの愛犬)
程度だったのですが、
この10年の連載の間に
姉妹とかーさんが外国旅行に行ってしばらくして、かーさんが急逝。
スノウも10歳で急死。
先日は雨まで亡くなってしまい、
ついに登場人物は江國姉妹、二人きりになりました。

家族って減っていくものなんだ…
はっとさせられます。
約10年間もある家族を定期的に見る機会なんて
そんなにないものですから。
日々のたんたんとした営みの中で
いなくなっていくものなのですね。

幸いにしてわたしの両親は健在ですし
ビスコも2歳。
甥っ子が生まれて家族が増えましたが
いずれやってくる「家族が減る日」。
おおげさでなくともいいので
毎日を大切にせねばならない。

そんなことを考えたお正月でした。

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