2011年8月30日火曜日

ファッションを楽しんだ日


(ま)です。
ごきげんよう。

熊本の現代美術館で「ファッション 時代を着る展」が9月4日(日曜)まで
開催されているので、友達と一緒に行ってきました!



19世紀末のヨーロッパを代表するトップメゾンのウォルトや、
シャネル、クリスチャン・ディオール、イヴ・サンローランのドレス、
日本はイッセイ・ミヤケ、ヨウジ・ヤマモト、コム・デ・ギャルソン、
最近のデザイナーだと、「matohu」「ミントデザイン」の洋服まで時代ごとに展示されていました。


私は出来上がっている洋服しか見たことがないけど、
友達は洋服を作る立場なので、
縫い付けられているスパンコールやビーズなどが、どのくらい制作期間がかかるかとか、
作業の大変さとか、繊細なシルエットはどう作るのかとか、
私一人で来たら、きっと見落としがちな部分を一緒に考えることができて、
いろんな発見がありました。
きっと一着作るのに、3か月くらいかかる気の遠くなるようなドレスを、
19世紀のお金持ちは大切に着ていたんだろうな。

でも展示されている100年前のドレスや洋服は、
今着ても違和感ない、素敵なデザイン、カラー、素材ばかりで、ため息がでました。

特にシャネルのスーツは本当に素敵だったな。

んで、もってすごくびっくりしたのが、
気鋭のデザイナー、フセイン・チャラヤンのトランスフォームする洋服。



(ちょっと長いから、はしょって見てください!)


衝撃。リモコンで動かしてるみたい。




いつか、パリコレ見に行ってみたいな。



■お友達のクォンタイズ
http://www.quantize-dressline.com/#

可愛いウエディングドレスや洋服を作ってます。
私も昨年オーダーでワンピースを作ってもらいました。
ウエディングドレスをオーダーするのは、いつのことになるやら・・・。
パリやNYで展示会をするなど、パワフルな二人組。



■淀川美代子さんの記事
http://con-quest.tv/044/01.php
今週末の4日までなので、見に行くことができない人のために。


■熊本現代美術館
http://www.camk.or.jp/

9月からは彫刻家・小谷元彦の展示会がありますよ。
森美術館でやっていて、行けなかったので熊本での展示会はぜひ見に行きたい。

2011年8月27日土曜日

風をたべる生き物

(よ)です

まずはこれをごらんください


いかす…

まるで意思を持って歩いているかのような彼らは
オランダ語で「ストランドビースト」
砂浜の生命体。
オランダの海岸で
科学者で芸術家のテオ・ヤンセンによって生み出された生き物です。

以前ネットで見て
「なんと!!」と心を奪われて以来
いつか機会があったらみてみたいなぁと思っていました

そのストランドビーストが
大分市立美術館にやってきています。
これは行かねば!














やはり砂浜を歩いているストランドビーストに比べると
イキイキ感はかなわないのですが
一時間に一回、実際に歩くデモンストレーションもあってます


「どうやって動いているんだろう?」
という仕組みについては
うっすらと理解できました。(うっすらね…)
本当にこういうことを考える人の熱情はすごい
脚が動くための黄金比率を見つけ出していくところなんて
スリリングだ

ただ解けない謎は
「なんで作ろうと思ったんだろう?」
ということ。
登山家は山があるから登るらしいので
そんなこと考えるだけ野暮なのかもしれないけれど。

展示の意匠も、シンプルだけど心がこもっています。
わたしは、この壁にずっと綴られるテオ・ヤンセンの言葉に
超惹かれてしまいました。














綴られるのは、科学者の分析と、造物主の愛情。
ディズニーのアニメ、バンビの脚の動きの科学的なことを感嘆してみたり、
たまにダッシュするまでになったストランドビースト達を自慢してみたり、
自分が彼らに対して、冷酷に神たる決断を下すこともあると告白してみたり。

あんまり言葉がステキなので
図録を買って読みふけってしまいました。
するとそこに、
さきほどの「なぜ?」の答えの片鱗がありました。


私は全てをプラスチックチューブでつくりたいと思った。
私たちが知っている自然の多くがたんぱく質でできているように、
自分の生命体を単一の物質でつくりたいので。
(中略)
私がとった作戦は、エンジニアのそれとは正反対であった。
工科大学のエンジニアは、自分の意志によって
浜辺を動くことができる何かをつくれと言われたら
どうするだろうか。
命をかけてでも言えるのは、3か月以内に完了させ、
また、センサ、カメラ、光電池などで武装したステンレススチールの
ロボットのような機械をつくり上げるはずだ。

20年にわたって徐々に進化してきた、テオ・ヤンセンのストランドビーストは
プラスチックチューブの体しか持たないのに
岩にぶつかれば回避し、水に触れれば方向を転換する。
強すぎる風には、自らを固定して風の影響を最小限にできる個体だっているのだ。

今年60数歳になるテオ・ヤンセンの望みは
彼らが人の手を借りずに
オランダの砂浜で生きていくこと。
そうすれば安心して死ぬことができると話します。
ほんと、なんて実際家でロマンチックなじいさんなんだろう!

2011年8月26日金曜日

お茶の時間を楽しむようになりました

(ま)です。

最近
少しずつ時間と心の余裕が出てきました。

「おいしいお茶の時間をとろう」
「おやつに甘いものを食べよう」
なーんて、よく考えます。


今日買ったお茶は「えいこく屋 紅茶店」の
ざくろベリーの香りの紅茶とオンザロックで楽しむライムの紅茶。


パッケージが手書きな感じで可愛いので、すき。

ちなみに、
ざくろは、幸せホルモンである“エストロゲン”が豊富なので、女性は積極的に摂りましょう。



今日はお茶と一緒に、またまたヘンリー&カウエルのケーキを。

(よ)は、桃とチーズのタルト。

わたしは、脳を突き刺すような、甘ーいチョコレートケーキ。
ボケてるけど、上には蜂が3匹が乗っかってます。


今日もおいしい一日でした。




えいこく屋の紅茶は、福岡PARCO B1F「北野エース」にたくさんの種類が売っています。
その気分によって、紅茶を飲み比べては!?

美味しい紅茶があったら、ぜひおしえてくださいね。





2011年8月24日水曜日

ごきげんランチ【SYM】

ごきげんよう。
(ま)です。

私はよくランチ漂流します。
だからお弁当を作ろうと意気込むのですが、まったくダメ。
形から入ろうと、可愛いお弁当箱を買ったのに、やっぱりダメ。

外ランチも、美味しくないところには入りたくないので、
食べなくて、痩せていきます。

前置きはさておいて、
先日、(よ)と一緒に久しぶりの【SYM】(シム)へ
ランチへ行ってきました。

ここのお料理は丁寧で、とっても好き。



今日はミネストローネのスープ。野菜がたっぷり!満足。



お次はチキンのコンフィ。
パリパリの皮に満足。ローズマリーの香りも良い。




最後はバナナとキャラメルのパウンドケーキ。ねっとり・濃厚で大満足。
おいしかったなー。身体のなかが喜んでました。

ランチは900円くらい~。
今日のランチは1200円くらい。


【SYM】
福岡市中央区赤坂1-6-23 3F




2011年8月23日火曜日

温故知新

(よ)です

仕事=パソコンの前の作業
なんて
イヤだ
と思うことありませんか?
わたしはよくあります

そこで、
エンピツのすすめ。

「企画」なんてものを仕事にしていると
ホント何やってるか得体が知れないのも事実で
実際ことばで説明しにくいのですが
以前に比べ格段に使用頻度がアップしたのが
エンピツです。

考えては書き、書いては消し、消しては考え。
小学生以来のエンピツ大活躍。
こんなに太くも細くも書けて
フレキシブルな文房具はなかなかありません。
シャーペンなんか目じゃないぜ

最近ではオシャレな舶来物のペンシルも多ございますが
メイドインジャパンの使い勝手は最高です


















太宰府モノなんてのもあります。

2011年8月20日土曜日

なぜ、そんな服を着るのか!

(よ)です。

髪切りました。
「ホントは夏の暑いときは、金髪で脳天気に行きたいんです、けど…」
などとつべこべ名残りを惜しみつつ、
昨日、金髪とおさらばしてきました。
そしたら急に今日から秋めきましたね!
クウキ読む―。

そしてコレです!


















担当美容師自ら、「数週間洗ってない上履きの色…」
と言い放ちましたよ! ナイスセンス!

ところでそのサロンboiserie
わたしの金髪仲間でファッションき●がいの山上さんと
いつも盛り上がる話題があります。

それは「なぜそんな服を着るのか!(もしくは着ないのか!)」という話。

わたくしも、30の声を聞いた頃くらいから
ファッション欲はようやく落ち着いてきたものの
洋服大好き!で、結構な金額を費やしてきました。
しかもいわゆるブランド品的なものでなく
言ったらへんてこ服です。
さらに言ったらもてない服です。(私見です。もててたらゴメン笑)
しかも高いしさ!
そして今そのファッション欲まっただなかにいる山上さん。

二人で考え込む。「なぜそんな服を着るのか?」「みんなはなぜ着ないのか?」
金髪もそう。「なぜ金髪にするのか?」「みんなはしないのか?」


その時山上さんがこんな至言を…
「時々思うんですけど、みんなと一緒っていうのがイヤなのかな、と」
「ひょっとしたらみんなが私みたいな格好をしていたら、自分はこの格好はしないかもしれない」

そうかもー。でも違うような気もするー。
わたしの基準に、他の人はいない気もする…。
目立つのきらいなのに、なぜ…。
まだ分かんないな。もうちょっと考えてみよう。

この「金髪」とか「洋服」とかを
他の言葉に変えてみたら
結構みなさんにもあてはまるコト、ありませんか?
例えば結婚をするかしないか?
例えば家を買うか買わないか?
例えば仕事をわりきるのかこだわるのか?
ふふふ、考えてたら笑えてくる。
こんなこと考えちゃうから、boiserie楽しいんだよな。

2011年8月19日金曜日

動物愛護法を見直す(ことに参加できる機会)

あいかわらず犬を猫っ可愛がりの(よ)です

ただいま動物愛護法が5年に一度の改正の時期をむかえ
環境省がみんなからの意見を求める
「パブリックコメント」を募っています

くわしく分かりやすいことは
まさに今日、ほぼ日でコチラにアップされましたので
ぜひごらんいただき、
思うところのある人はぜひ意見を送っていただきたいと思います!
しめきりは8月27日(土)
ほかにもこんなサイト

わたしもまったく右も左も分からず
犬を飼い始めたのでよくわかるのですが
実は日本では多くの人に知られないまま
ペットまわりに大きな問題が残されています

おおくの先進国ではペットショップという生体を販売する仕組みが
人道的ではないという理由で、存在しないこと。
体の小さい仔犬仔猫の方が売れるという理由で
あまり餌を与えない一部ペットショップがあるということ。
そんなにまれではなく「ブリーダー崩壊」という
経営的に立ち行かなくなったブリーダーが飼っていた犬たちが
放置され餓死する事例があること。
以前このブログでも書いたことのある犬猫の殺処分のこと。

ぜんぶ知らないことだらけでした。

わたしはペットショップからやってきた初代わんを
わずか1歳で急死させてしまってから
「どうして?」といろいろ考えてしまうことも多く
今回のパブリックコメントの機会を活用しようと思ってます。

最近のわたしのテーマは「無知は罪」。
例え見ないふりをしたとしても、
いろんな不具合が消えてなくなるわけではありません。
だったら知る方がいいな、というのが今のわたしのスタンスです!













「ぜひ見てみてね」

2011年8月18日木曜日

おぼんのおもいで

(び)です

おぼんにさとがえりしました
ほんとうはかたいケースにはいって
あたまはだしてはならないのですが
わんわんいってしますので
あたまだしでしつれいしています




















さくらにのりました




















じつは(よ)のじっかには
わたくしとおなじく、じゃっくらっせるてりあの
じょしがおります
なを「まるちゃん」といいます














このこが「まるちゃん」
わたくしとちがってミミがたれてます
わたくしとちがっててんしょんはあまりたかくありませんし
おっとりしているとみんなは言います
でもいがいとがんこものの変わりものです

「まるちゃん」とはあまりなかよくできません
なぜなら、まるちゃんちなのに
わたくしがわがものがおでふるまうからだと
みんなが責めます。

わたくしがいると「まるちゃん」は
こんなことになることがおおいのです


















げんかんのすみでいじけています


















これみよがしに、おでこにしわなんて!
くわえているのは
同時にもらったほねのガム

めったにあゆみよることはありませんのですが
たまの休戦のときもあります














こんなおぼんでした

ちなみにさいきんはこんなライバルもあらわれました


















このこは「しゅんくん」
(よ)のおいっこにあたります



















このまえまで
「あさしょうりゅう」のようだったのに
急にかわいくなったともっぱらのひょうばんですから
「まるちゃん」がおもしろくなく思うのもとうぜんかもしれません

なにしろ(よ)はけっこんもこどももおりませんので
わたくしにぞっこんですが
「まるちゃん」にはらいばるがたくさんいるのです

そんなおぼんでした

2011年8月12日金曜日

あすよりおぼんやすみいただきます

(び)です。

にこえでっとは、
あす13にちより15にちまで
おぼんやすみをいただきます。

わがしゃのしゃいんは
みなくまもとにかえるようです
よろしくおねがいします
















2011年8月6日土曜日

追憶のもやもや作家

(よ)です

カズオイシグロの本をけっこう読んできましたが
さっき、めっちゃいいあだ名を思いつきました
それは「追憶のもやもや作家」というもの!
みなさんどうですか!
的を射てませんか!











昨日読んだ「浮世の画家」は
その最たるものでした。
あまりに暑いのも手伝ってもやもやのあらすじの書きようがないですが
なかなか読みごたえがありました。

老画家が(おそらく)戦争の時にそれを高揚させるような仕事をしたようなのですが
(それすらよくわかんないし)
それを「自分は尊敬されてるとおもってたけど、ひょっとしてみんな非難してる?」
と言ってみたり
「みんなは非難しているなんて気のせいっていうけど、おれは知ってるんだよ」
と言ってみたり
なんとも認識がゆらゆら変わるんです。

いちおうあんまりなんで
いろいろ書いてはみましたが
今日言いたいことは、
カズオイシグロが「追憶のもやもや作家」に違いないという
その一点につきます。
今日、暑いですね。

2011年8月4日木曜日

音楽と生活



















(よ)です。
小沢健二の文章が大好き。
Oliveは、彼の連載「ドゥワッチャライク」が楽しみで買ってました。
(連載が終わり、カジヒデキの連載になった時、
あまりの読み応えのなさに肩を落としたものだ)

いま書店に並んでいる「monkey business 2011 summer」で
20数ページにわたって
質問に応えるという形で
「音楽と生活」について語っています。

「もっとも古い音楽の記憶は?」
「音楽に、あるいは生活で、ユーモアというものは必要だと思いますか?」
などなど。
誠実な質問には、答えも誠実に。
それこそユーモアと真剣なまなざしが入り混じった答えは
じっくり時間をかけて読むのにピッタリでした。



















あともうけもんだったのが、
この雑誌に掲載されていた
エミリー・ディキンソンの詩。
1800年代のイギリスの詩人の言葉を
いまこんなに近く感じるとは驚き。

ぜひみんなに読んでほしいので
さわりだけご紹介。

「時は癒す」とひとは言う
時は癒したことなんかない
現実の苦しみは
筋肉と同じく年とともに強くなる

時は不幸を試すが
治すのではない―
治したとしたら、それはつまり
病なんてなかったということ―



ちなみにここんとこのわたしの「音楽と生活」は
インターネットラジオがブーム。
ポッドキャストとかすごい!
最近毎日聞いているのが「OTTAVA」という
24時間クラシックが聞けるラジオステーション。
なかなかおすすめです。

2011年8月3日水曜日

夏はおいしいカレーを食べたいな。



ごきげよう。(ま)です。

今日のランチは、(よ)がカレーを食べたいっ!ということで私もカレー熱が一気に高ぶり、
ずっと行きたかった赤坂3丁目にある「ゼリージュ」に行ってきました!




可愛い入り口。店名の「ゼリージュ」は
モロッコの幾何学模様のタイルの意味だって


モロッコのインテリア、可愛いですよね。
メキシコの色使いも好きだけど、モロッコも素敵。ラグとかいっぱい買いたい。





気になるカレーですが、
私がセレクトしたのはトマトの酸味を効かせたスープカレー。
鶏と野菜のカレーです。930円


野菜たっぷり。
一つ一つの野菜の味が生きていた。

それに骨付きのチキンがおいしかった!
カレーはもちろんおいしいです。



(よ)は焦がしスパイスの鶏と野菜のカレー。
こちらもおいしー。次はこれを頼もう。

ぜひ、近くに行ったら、食べに行ってみて!

★ゼリージュ


2011年8月1日月曜日

胸が痛む。「3月のライオン」

(よ)です。

中学の時、マンガを大量に読んだ時期がありました。
なぜなら、マンガ好きな友だちがいたから。
彼女を道しるべに、自分では手に取らなかったようなマンガにも耽溺。
あの頃のわたしは、完全にオタクでした。
楽しかったなぁ、オタク。

いまはそんな友人もいないので
面白いマンガを探すのも大変です。
最近読んでいいなぁと思うのが「3月のライオン」。















将棋しか取り柄のない主人公が、
将棋を通じていろいろな人間関係をやり直していく物語。
最新刊の6巻では、主人公の心の支えである三姉妹の一人、
中学生の女の子が、学校で次第にいじめに巻き込まれていく様が描かれます。
「こういう空気、あった!」という雰囲気が
まるごと表現されます。

このマンガのすごいなぁと思うところは、
振り返ると「うわー」っと恥ずかしくなる、
誰もが葬り去ってしまいたい感情を
直視してキチンと描くところ。
みんな覚えのある感情を、あえて。

わたしが気に入っているのは
主人公が勝ちを焦るあまり
年上のジミな、本当はずっと格上の対戦相手の力量を、見誤って振舞ってしまうところ。
ある瞬間に「ハッ!」と自分の能力のなさを自覚し
心の中で恥ずかしさのあまりじたばたします。
経験が浅い頃って、本当にそういう恥ずかしいことがいっぱいあったなぁ。
そしてこれからもたくさんそういうことがあるんだろうなぁ。















出てくる人間の性質がみんないいのも、ステキなんです。