2011年8月6日土曜日

追憶のもやもや作家

(よ)です

カズオイシグロの本をけっこう読んできましたが
さっき、めっちゃいいあだ名を思いつきました
それは「追憶のもやもや作家」というもの!
みなさんどうですか!
的を射てませんか!











昨日読んだ「浮世の画家」は
その最たるものでした。
あまりに暑いのも手伝ってもやもやのあらすじの書きようがないですが
なかなか読みごたえがありました。

老画家が(おそらく)戦争の時にそれを高揚させるような仕事をしたようなのですが
(それすらよくわかんないし)
それを「自分は尊敬されてるとおもってたけど、ひょっとしてみんな非難してる?」
と言ってみたり
「みんなは非難しているなんて気のせいっていうけど、おれは知ってるんだよ」
と言ってみたり
なんとも認識がゆらゆら変わるんです。

いちおうあんまりなんで
いろいろ書いてはみましたが
今日言いたいことは、
カズオイシグロが「追憶のもやもや作家」に違いないという
その一点につきます。
今日、暑いですね。

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