2011年6月17日金曜日

黒バケツと嗜虐性

(よ)です

昨日、ビスコにひどいことをしてしまいました

傍若無人で恐れを知らぬ犬にだって
いくつか嫌いなものはあります
それが福岡市指定のゴミ袋と
この黒いバケツ↓












昨日お気に入りのボールを
自分で投げて遊んでいたら
うっかりこのバケツに入ってしまったのです
ここまではよくある話

「自分でとりな」
と傾けてあげても、腰が引けてとれません
あんまり怖がるもので
わたしの中に湧いてきた嗜虐心

「ビスコ入れちゃえ」

で、だっこして入れちゃいました
するとビスコは怖くて怖くて
置いていかれないように
ブルブル震えてわたしの腕にしがみつきます
いつもくっついてる指を開いて、猫みたいに爪をしっかり立てて
体中の筋肉をいっぱいに使って
わたしの仕業なのに、わたしによじ登ろうと必死

バケツの外に出てからも、
はぁはぁと大きく息をついて
しばらく震えてました

そんないつもはお調子者のビスコの変化を見ていて
わたしの中に相反する2つの気持ちがあることに気付きました
「ごめん!」と
「にやにや」の気持ち。

いつも犬バカくらい溺愛しているのに
なんでこんな気持ちになるんだろう。
ビスコは生命力には溢れているけど、
いま私に依存して生きています
わたしは、ビスコの生殺与奪の権を、両手に握っています
そのわたしに一任されている動物が困る姿が
ちょっと気持ちよく見える感情ってなに?
自分の思い通りになる快感?

わたしが変なのかもしれないし
分かる!って人もいるかもしれないけど
自分の中にそんな感情があることを
忘れないようにしないといけない。
わたしは子どもがいないから分からないけど
ひょっとしたら将来自分の子どもにだって感じてしまうかもしれない

その後何事もなかったように、くりくりした目で
「遊んで」と寄ってくるビスコを見て
そんなことを考えた昨日でした

とうぜん黒バケツのことはもっと嫌いになりました
わたしの腕もひどく傷だらけです

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