2011年6月3日金曜日

棒がいっぽん

たった今、飛び込んできたカナブンを
がりがり噛むビスコを止めるのに
体を張った(よ)です

本気のケンカをしたら
ビスコに負けることを確信したとこ。
やるなー犬。
カナブン取り上げるの大変だった


















足元の●がカナブンです
いっときわたしの口にチューするのを
控えてもらわねばなりません

閑話休題

わたし、だれに言うともなく
いろんなことのベスト3を
こっそり考える癖がありまして
かのブギーバックが歌うところの
「心のベストテン第1位」に
めっちゃ共感します

で、いきなり!心の漫画ベストテン第1位!

心からほれぼれする高野文子さんの
大好きな1冊です

なんというか度肝をぬかれます。
1読目は「???」って感じ。
で「!」ってなった後は、周りが無音になっちゃう感じ。

他に類を見ない漫画なんですが
奇を衒った内容かというと
そんなことは全くなく自分の隣の物語ばかり。
短編集になっています。

その中の1作「美しきまち」は
団地に住む夫婦のありふれた一日のお話。
なんにも起こらない。
がさがさするのは、ちょっとした悪意くらい。
でもその悪意すら主役ではなくって、
それ以上の波紋は起きません。

でも、わたしたちの毎日って
基本99%そんな一日ばかり。
そんな毎日が楽しくないかって言われれば
わたしは案外っていうか、かなりいいかも、と思っています。
ただ時々幽体離脱みたいに
「あぁ、この日こんな風に感じてたことを、
未来のいつの日かに思いだすかも」
って、まるで人ごとみたいに目を細めて考える瞬間があって
その時の遠い感覚を思い出させる漫画です。

高野文子のことを文字にするのは、至難の業だ。
もう一つ、どうしても語りたい一作「バスで4時に」は
今度にしよう。

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